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小原 良孝, PhD

Professor emeritus, Hirosaki University, Japan

2009年~2012年 私が白神山地で

巡り合った動物たち

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私は2009年3月に弘前大学を定年退職し,2012年の秋まで弘前の自宅におりましたが,公務から解放された退職直後の3年半,気の向くままに世界自然遺産に指定されている白神山地に出かけてはそこに息づいている動物たちの写真や動画を撮り溜めていました.

 

気に入った写真を私のブログ「白神動物日記」に載せて紹介したりしていたのですが,30枚ほどの写真を紹介し終えた2012年9月に仙台市へ転居することになってしまいました.学生時代も含め40年以上住み慣れ,第2の故郷でもあった津軽から離れてしまったことも遠因となり,ブログでの白神の動物紹介からも遠ざかってしまいました.

 

3年ほど前,福岡県の久留米市に再転居し,現在は後期高齢者ながら九州筑後の人として息災に過ごしています.退職後10年を経て,かの“津軽の里”や“白神山地”への想いがつのり,私が白神山地で撮りためた写真や動画が数多くCPファイルの中で眠っているままであることに気づきました.

 

公開して自慢できるほどの写真・画像ではありませんが,私の教え子である東邦大学教授の多田政子さんのつよい勧めと協力があり,この際,私のホームページを立ち上げ,白神山地を駆け巡って動物たちを見つめてきた活動の証を記録画像として残しておくことにしました.(2020年5月25日)

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Recent Publications

Photos

ニホンザルのペア 〜 至福のひと時?

白神山地・大川源流部のタカヘグリ探訪

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2011年7月23日 白神山地大川源流部の“タカヘグリ”まで渓流を探訪する機会に恵まれ,白神の渓流遡行を体験しました.渓流の両岸に屹立する岩壁に圧倒されました.感動!岩肌には無数のダイモンジソウがへばりつくように息づいており,ツガルミセバヤにもはじめて出会い,渓流を泳ぐカジカガエルやアズマヒキガエルなど,いい出会いが沢山ありました。

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2010年10月6日 弘前大学白神自然観察園の近くの林縁でグルーミング中のニホンザルのペアに出逢いました.暖かな陽だまりの中で,横になってまどろみながらグルーミングしてもらっているボスザルの姿は微笑ましく,まさに至福のひと時を楽しんでいるようでした.

ニホンザル社会

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ニホンカナヘビの日向ぼっこ

ボスざる: ついでに背中の方もやってもらおうか,なんだかムズムズするんや・・・.

メスざる: えーよ.あらあらこんなにいっぱい毛ジラミが・・・!

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2011年6月25日 暗門川の支流の一つである大川沿いの川原で日向ぼっこをしているニホンカナヘビに遭遇しました.陽だまりの岩にへばりついてからだを温めているようで,じっとしていてしばらく動くこともなく,おかげで良いシャッターチャンスに恵まれました.ニホンカナヘビは日本固有種で成体は25cmくらいにもなり.からだの3分の2以上を占めるほどの長い尾を有しています.敵に攻撃されるとトカゲと同じように簡単に尾を自切し,ピクピク動く尾の切れ端を残し,すたこらさっさと逃げのびます.再生力が強く切れた部分は容易に再生するようで,再生中の個体に出くわすこともあります.

しばらくしてもう一度振り返ってみたら、今度はボスザルがグルーミングのお返しをしているようで,サルの世界にもこのようなお互いを慈しむ心があるんだなーと、ほのぼのとした気持ちでシャッターを押しました.

産卵直前のニホンカナヘビ

白神で出会った生物をもっともっと

ご紹介します

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Videos

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小川のせせらぎもお楽しみ下さい

先に紹介したニホンカナヘビの撮影日から1週間ほど後(7月2日)もう一度大川の同じポイントへ行ったら、今度はお腹の大きな産卵直前のニホンカナヘビに出会いました。初夏から夏季にかけて交尾し,1ヶ月ぐらいで産卵するといわれています.写真をズームアップして見ると・・・、身重なのにどうやら脱皮がはじまっているようです。先に紹介したカナヘビは“彼女のお相手だったのかな?”なんて想像するのも楽しいですね。無事産卵し元気な子が孵化しますように!

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